明治のいつ頃か不明ですが埼玉県医師会北足立郡支部会として運営されていたようですが、明治39年の医師法成立を受けて翌明治40年に北足立郡医師会が発足したのが始まりのようです。浦和、大宮、川口なども含まれていた広域の医師会だったようです。当地区は志木区と称されていたとの事です。第二次世界大戦さなかの昭和17年日本医療団令公布に基づき医師会制度はいったん廃止されました。
戦後、昭和23年4月になり新制の北足立郡医師会が発足しています。
朝霞地区医師会は北足立郡医師会の朝霞支部として活動していましたが、昭和37年に会則を制定しています。当地区医師会会員数は急激に増加傾向を示し、昭和41年に当地区医師会の社団法人化と准看護婦学校設立が決議され、翌昭和42年に社団法人としての認可を受けました。昭和46年には当地区は北足立郡医師会より独立し、現在に至っています。
●朝霞地区医師会夜間診療所
昭和47年に特筆すべき出来事として夜間診療所を設立しました。
この夜間診療所は全国に先駆けて設立運営されたもので、現在でも全国各地でこの朝霞方式で夜間診療所が運営されています。本家本元の朝霞地区医師会夜間診療所は、地域に24時間体制で運営される病院がいくつか誕生したため、その存在意義が薄れてきました。19年と6ヶ月の間、市民の安全、健康に多大な貢献を果たしましたが、平成3年9月に廃止されました。
●朝霞地区医師会 小児救急医療支援事業
平成19年、日本全土を襲った医療崩壊の影響が当地にももたらされました。
従前、朝霞地区5病院により夜間小児救急外来が輪番で維持されてきたのですが、小児科医不足の影響を直接受けて輪番を維持できなくなりました。その状態の報告を受け、医師会では急遽「朝霞地区夜間小児科救急を考える開業医の会」を結成し、対策を検討いたしました。
そして志木市民病院において準夜帯に開業医が当番で支援に当たることになりました。平成20年4月1日からこの事業はスタートし順調に稼動しております。